数年後には幻の街になる!?岩の村、ハンピは何が旅人を惹きつけるのか?@インド

ハンピ 観光情報

こんにちは。

インド南部にある街ハンピをご存知ですか?とても小さな村なのですが、ここには海外から多くの観光客が訪れ、日本でも知る人ぞ知る人気のある場所となっています。

へんぴな村の一体、何が彼らを惹きつけるのでしょうか?

 

インド南部の街 ハンピ

ハンピという街はインド南部に位置していて、近くにある大都市でよく知られているのがゴアやバンガロール(ベンガルール)でしょうか。とは言っても、ゴアやバンガロールからバスで7〜8時間ほど走らないとたどり着けない小さな村です。

地図で見る限り寺院などがありますが、これらの寺院は世界遺産に登録されています。しかしながら日本でハンピという街の名を知っている人はかなり少数で、知っているとすれば旅慣れたバックパッカーや余程の旅好きの人に限られると思います。

ハンピに残存する都市の遺構は、1986年、ハンピの建造物群(Group of Monuments at Hampi)の名称で国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産の文化遺産に登録された。

引用:Wikipedia

 

ハンピにある旅人を引きつけるモノ

「ハンピはまるで異世界に居る感覚になる」

「異世界」という言葉はハンピにある特徴的なあるモノから連想されたものだと思われます。そのモノとは、村を囲むように転がっている無数の巨大な岩群です。

その岩の数は今、この記事を読んでいるあなたが想像している岩の数をおそらく遥かに超えてくるでしょう。高い場所から見渡せば、その数の多さと巨大さに圧倒されるでしょう。私も見たときはすごいと思うと同時に「どうやってこんなに岩が積み重なるのか?」と疑問に思いました。

ハンピ

私も様々な場所を巡ってきましたが、このような景観の場所はここしかありませんでした。

 

ハンピの時間の流れはとてもゆっくり

ハンピには世界遺産に登録されている遺跡群はあるものの、観光スポットと言えば1日あれば見終わってしまうほど小さな町なのです。

ハンピ

意外にも欧米人の観光客も多いため、観光客向けのレストランやゲストハウスなどは多く、宿泊や食べることに関しては特に困ることはありません。コンパクトな街なので、散策したり、屋台で食べてみたり、カフェでゆっくり過ごしたり…穏やかな生活を送りましょう。笑
そういった点では刺激がほしい方には向かない場所かもしれません。

夕暮れの時間にはぜひマータンガの丘に登って、夕日を眺めてみましょう。何も考えず壮大な風景を見ながら過ごす時間は、日本では味わえない時間でしょう。

ハンピ

 

 

暑いけど、公然のお酒は禁止。こっそり飲もう

じゃあ、ゆっくりお酒でも飲みながら…というのは、ハンピではなかなか難しいです。

というのも宗教上の理由から、ハンピではお酒の販売が禁止されています。なのでお酒を飲みたい方は、バスで隣町のホスペットに買いに行くか、ハンピに入る前に買っておかなければなりません。そして堂々と飲むのはNGです。

夜になるとこっそり裏メニューとしてアルコールを置いているお店もあったりします。ただしちょっと割高で、隠しながら飲むことになります。

 

ちなみに、ハンピのお店では肉料理もありません。でもこれも裏メニューで出してくれるところもあります…。

 

結局、何が「ハンピは良い!」と言わしめるのか?

良いという基準は人によって様々だと思いますが、イメージのインドとのギャップと、ゆっくりとした日常の中にある非日常を味わえるところでしょうか。

なかなか言語化するのは難しいですが、インドと言うと人がたくさん居て常に忙しないイメージがありますが、ここにはそれはありません。南インドに言えることですが、意外と落ち着いた雰囲気があり、そのギャップ。また日本ではなかなかできない過ごし方。

これらが「ハンピは良い!」につながるのではないでしょうか。

ハンピ

 

ハンピに今後泊まれなくなる!?

そんなハンピが数年後には宿泊できなくなるかもしれない事態になっています。

今ハンピとインド政府が裁判で争っています。政府はハンピの景観を守るために、一部のレストランやゲストハウスが立ち退きや取り壊しをしているようです。私が滞在した2017年10月ごろはまだ営業しているお店はありましたが、いつなくなってもおかしくない状態のようです。

日本人に有名なカルヤンゲストハウスも看板を下ろしていましたが、まだその時は営業は続いていました。

ハンピ

 

政府の言い分もわからなくもないですが、数年後はハンピに宿泊できないなんてことになっていると少し寂しい気もしますね。

 

最後に

現在の詳細な状況はわかりませんが、ハンピに行きたい人、行こうか迷っている人は、今すぐ行くべきです。宿泊できなくなってからでは何もできません。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました