こんにちは。
ボツワナには1つユニークな宿が存在します。名前は「エレファントサンズ」。今回はそんな世界でも類を見ないユニークな宿を紹介します。
エレファントサンズの特徴
この宿の特徴は何と言っても、野生のゾウが間近に見れることにあります。宿の敷地の中心部にはゾウの水飲み場があり、乾季になると野生のゾウたちが沢山集まってきます。元々は何もない土地だったそうですが、そこに宿のオーナーが水飲み場を作り、その周りにロッジをたくさん建てて宿泊施設にしました。水は乾季の間は人工的に出されるようで、定期的に水が出るこの場所を知ったゾウたちがたくさん訪れます。
どれくらい集まってくるのかは下の写真を見てください！
この写真だけでも十数頭のゾウが居ます。この周りにもゾウがいて、深夜も1日中ゾウが途切れることはありません。そして安全な敷地内からゾウを眺めなが、ビールを飲んだり、食事をしたり、のんびりしたり…。この周辺は本当に店も何もないので、ゆっくりするしかありません。笑
写真の奥に見える小さな家みたいなのがロッジです。
ゾウと一緒にキャンプが出来る！
この宿の部屋は基本的に個別のロッジになります。ただし自分でテント類を持ち込めば、敷地内でキャンプすることができます。敷地内と言ってもゾウから守る安全策などありませんので、同じフィールドに宿泊することになります。
上の写真がキャンプが出来る敷地です。建物の周りは基本的に右下に見える三角の置物でゾウが侵入しないようにしてありますが、この敷地にはそんなものはありません。まさにゾウと柵も何もない同じフィールドで寝るということです。水道、トイレ、シャワーなどは共同であるのでその辺りは問題ありません。
詳細情報
- 部屋：テント泊
- 料金：90プラ/泊/人、ロッジ 650プラ/人～
- 設備：WiFi(速度普通)、共有シャワー/トイレ、水道あり、レストラン/バーあり、プール
- 風呂：キャンプ敷地内は4つ、綺麗、湯量/温度問題なし
※ゾウが水を飲みに来る可能性あり - 地図：
- 行き方：カサネのバスターミナル(下地図)から乗り合いバンで約3時間(60プラ/人)
宿の近くで降ろしてもらい、宿に電話をすると迎えに来てもらえます。電話はその辺の人に借りました。
至近距離にゾウが！
宿の敷地内から像を眺めることが出来ることは先ほど少し触れましたが、ゾウがオーナーに水をもらいに来るタイミングでは約1mぐらいの距離まで近づくことができます！
野生のゾウはかなり気性が荒いんですが、ここの宿のオーナーには気を許しています。観光客は近づきすぎると危険らしいです。ホースで水を飲んだり、水浴びをしています。野生のゾウにここまで近づくことはなかなかできないでしょう。
ゾウの野生の一面！上下関係…
この写真でこっちを向いているゾウは実は弱いゾウ。向こうを向いて水を飲んでいるゾウは、いわゆる水を飲むことが許される「強いゾウ」です。弱いゾウが水を飲みに行こうと近づくものなら、威嚇して本気の体当たりをします。ゾウが威嚇するときの鳴き声は、今まで聞いたことがない声でした…。野生でしか見れない貴重な場面が見れます。それでイライラしたゾウは時々宿を壊しにかかるという怖い一面も見れるのです。
実際にキャンプした感想
実際に敷地内でキャンプをしました。夜は満点の星空の下で泊まることができます。
夜キャンプをしていると、近くで足音、遠くで聞こえるゾウの本気の威嚇の鳴き声、木をへし折る音など色んな音が聞こえてきて、正直あまり寝ることができませんでした…。朝見てみると、テントの周りにはゾウの足跡が大量に残っていました。それだけテントに近い所まで来ていたということでしょう…。
宿からカサネへの帰り方
この宿からカサネへ帰るにはヒッチハイクが一番効率が良いかと思います。一応大通りにはバス停がありますが、いつバスがやってくるかも分かりません。ちなみにヒッチハイクは有料なので、すぐに捕まると思います。
最後に
自分は怖くてあまり寝れませんでしたが、宿のスタッフに聞くと絶対に安全とのことです。普通にしていれば襲われるなんてことはないらしいので、普通にキャンプを楽しめます！笑
ただしゾウが集まってくるのは乾季のみで、雨季にはほとんどいないこともあるので注意してください。
以上、ボツワナのユニークな宿を紹介しました。
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