3つのインドビザ取得方法を解説。目的に応じてビザを使い分けよう@インド【海外ビザ情報】

visa 観光情報

こんにちは。

もしあなたが旅行でインドへ行くのであれば、観光ビザの取得が必要です。インドの観光ビザの取得は2つ方法があります。今回はそのインドビザの取得方法などについてお伝えしたいと思います。(2017年8月頃の情報です)

 

インド観光ビザの種類

インドの観光ビザには3つあります。日本のインド大使館(領事館)で申請する「観光ビザ」オンラインのみで取得する「eビザ」インドの空港で取得する「アライバルビザ」です。どれを取得してもインドに入国できることは間違いないのですが、この3つのビザには微妙に違う点があります。

観光ビザ eビザ アライバルビザ
有効期間 発給日より180日 入国日より30日 発給日より60日
再入国可能回数 何度でも 1回 2回
入国(取得)可能な空港 どこでも デリー(Delhi)
ムンバイ(Mumbai)
チェンナイ(Chennai)
バンガロール(Bengaluru)
コルカタ(Kolkata)
ジャイプール(Jaipur)
バラナシ(Varanasi)
ガヤ(Gaya)
アーメダバード(Ahmedabad)
アムリッサル(Amritsar)
コーチン(Cochin)
ゴア(Goa)
ハイデラバード(Hyderabad)
ラクナウ(Lucknow)
ティルチラパッリ(Tiruchirapalli)
トリバンドラム(Trivandrum)
バッグドクラ(Bagdogra)
カリカット(Calicut)
チャンディーガル(Chandigarh)
コインバトール(Coimbatore)
グワーハーティー(Guwahati)
マンガロール(Mangalore)
ナグプル(Nagpur)
プネー(Pune)
デリー(Delhi)
ムンバイ(Mumbai)
チェンナイ(Chennai)
バンガロール(Bengaluru)
コルカタ(Kolkata)
ハイデラバード(Hyderabad)のみ
取得日 いつでも 入国の120日前~4日前 到着時
費用 1,550円 25USD 2,000ルピー(約3,500円)

それぞれのビザによって有効期間も違えば、料金も違います。それぞれ自分に合った方法で取得するのが良いでしょう。

 

日本でインド観光ビザを取得する

日本で発給してもらう観光ビザの特徴としては、インドの全ての空港から入国可能有効期間も180日と一番長く、インド出入国が何度でも可能、そして一番安く取得できるというところです。ただし発行する機関が東京と大阪にしかなく、地方の方は郵送でのやりとりや代行業者を使うことになるため数日時間がかかります。

一番使い勝手が良いビザではありますが、短期間の滞在となる場合は取得の手間を考えると、多少高くなりますがeビザやアライバルビザを考えても良いかもしれません。逆にインド周辺国への出入りが多くなりそうなときや長期で滞在する場合は観光ビザを取得しておくほかないでしょう。

インドビザを日本で取得するには、インターネットでビザ申請、申請書の出力→インド大使館(領事館)へ提出(郵送など)→数日後、取得完了となります。

 

インドビザ申請場所

日本でインドビザを申請できる場所は、東京のインド大使館及び大阪のインド領事館の2ヶ所のみです。基本的に関西より東側は東京、西側は大阪で申請します(三重、滋賀が境のようです)。遠くて行けないという方は郵送もしくは代行を利用すると良いでしょう。

インド大使館@東京

  • ビザ申請受付時間:月~金 9:00~11:00
  • パスポート返却時間:月~金 16:00~17:00
  • 住所:東京都千代田区九段南2丁目2−11

インド領事館@大阪

  • ビザ申請受付時間:月~金 10:00~12:00
  • パスポート返却時間:月~金 16:00~17:00
  • 住所:大阪府大阪市中央区久太郎町1丁目9−26 船場ISビル

気を付けなければならないポイントは、直接行く場合のビザの申請受付はどちらも午前中のみということです。また代行の業者なども結構居ますので、早い時間に行った方が良いと思います。

 

ビザ申請に必要な物

インドビザを申請するには以下のモノが必要になりますので、準備しておきましょう。

  • 印刷したビザ申請書
  • 入国/帰国便の航空券
  • パスポート
  • 顔写真×1
  • 申請料
  • ホテル予約情報(友人宅などであれば招待状とパスポート)

インドビザの申請および申請書出力

ここから、インドビザ申請書について書いていきます。かなりボリュームがあるので時間のある時にした方が良いです。

India Visa Online

まずは上記のリンクからインドビザ申請を行っていきます。

visa_india

ページに飛ぶと、左上のほうに「Regular Visa Application」のボタンがあるので、クリック。

visa_india_2

するとこんなページになります。ここで基本情報を入力し「Continue」をクリック。

すると次のページから膨大な量の情報を記入するページが出てきます。そして全て英語の質問、および記入になります。解説や記入例について詳しく解説しているサイトなどがあるので、そちらを参考にしながら記入した方が効率的でしょう。

最後まで進めると、記入内容の最終確認がありますので入念にチェックしましょう。記入間違いやスペルミスなどがあると、申請が出来ない可能性もあるようです。私も多少ミスして提出してしまいましたが、一応通りました…。

申請書がPDFで出力されるので印刷しましょう。あとで印刷したいという方は同時に申請書のIDが発給されるのでHPからIDを入力すれば印刷可能です。

visa_india_3

顔写真について

インドビザに必要な顔写真の大きさは50mm×50mmの正方形という、なかなか聞かないサイズです。顔の縦の大きさが25~35mmほどのものを用意しましょう。

入国/帰国便の航空券

インドビザの申請には入出国のための航空券が必要です。e-チケットなどを印刷して提出しましょう。

もし帰国便が決まっていないもしくは決められない方は、かなり高くなりますが24時間以内であればキャンセル可能のチケットの購入で対応しても良いかと思います。

航空券徹底比較『スカイスキャナー』

ビザ申請料金

ビザ申請に必要な料金は1,200円です。これに手数料350円が追加され、合計1,550円が必要になります。

 

ビザ発給までの日数

大使館HPには申請から発給までの目安の日数は3営業日としています。ビザ発給の進行状況は申請した公式HPの「Visa Status Enquiry」から確認できます。ここで発給が確認出来たら大使館(領事館)へ受け取りに行きましょう。受取り時間は平日16:00~17:00です。

visa_status

 

ビザ申請時の注意点

ビザ申請期間はパスポートは預けることになる

ビザを取得するときはパスポートを預けることになります。なのでパスポートを預けている期間に身分証明などで必要にならないようにしましょう。時期にもよるとは思いますが、私の場合は意外と早く1~2日で発給されました。

ビザ有効期間は発給日より

インドビザの有効期間は指定の期間ではなく、ビザが発給されたその日から180日となります。長く滞在予定の方は出発直前に発給されるように調整しましょう。ただ出発日に間に合わなかったら意味ないので、良い塩梅のところで取得するように計算しましょう。

 

インドeビザについて

eビザが一番有効期間が短く30日、また再入国も1回のみです。ただしオンライン申請のみで完結できるため、仕事などで大使館に行けない方や短期の旅行の方などは手軽に取得でき重宝します。eビザの申請は公式HPの「e-Visa Application」というボタンから申請できます。

eビザは入国できる空港がアライバルより多いので、すこしばかり使いやすいかと思います。

evisa_india

こちらも通常の観光ビザのように膨大な量の質問項目があるので、時間のある時にしましょう。またeビザは入国の120日~4日前までに申請しておく必要がありますので、注意してください。

 

eビザを取得できる条件

基本的には滞在日数や入国する空港などが違えど、ほとんど同じ条件です。ここでも帰国便のチケットは必須になります。

また1つ注意しておきたいことは、eビザは1年間(1月1日~12月31日)で2回しか取得できません。なので3回目以降の訪問は観光ビザを申請するか、アライバルビザでの対応となるところです。

 

インドのアライバルビザについて

2017年4月1日よりインドの現地空港でアライバルビザが取得できるようになりました。

なんとこのアライバルビザを取得できるのは「日本人のみ」です。もう一度言います、日本人のみです。これは日本とインドがとても友好的な状態であるからでしょうか?何にせよ非常に有り難い権利です。それまでは日本で申請発給されなければなりませんでしたので、気軽にインドに行けるようになったのです。

 

アライバルビザを取得できる条件

ただしアライバルビザが発給されるには条件があります。公式より抜粋してきました。

  • 入国目的がビジネスや観光、会議への出席や医療目的で、滞在期間が60日を越えない場合
  • インド国内に住居を持たず、また就労もしていない方
  • 有効期限が6か月以上のパスポートを所持している方
  • 良好な財政状況にある方(証明として帰国便のチケットの提示が求められます。また、滞在費が賄えることを証明する必要があります)
  • 到着時ビザプログラムでは滞在期間の延長はできません。また、他のビザへの変更もできません。
  • 日本人については、到着時ビザ1件につき最長60日の滞在が2回、再入国が1回まで許可されます。 
  • 日本人を対象とする到着時ビザプログラムは、バンガロール、チェンナイ、デリー、ハイデラバード、コルカタ、ムンバイの6空港でのみ運用されています。 

引用:https://www.indembassy-tokyo.gov.in/jp/visa_on_arrival_jp.html

押さえておきたいことは、”1回の滞在日数が60日を超えない事””再入国は1回のみ””取得できる空港が限られている”というこでしょう。これが達成できる方であればアライバルビザで手軽に空港取得でも良いと思います。

 

アライバルビザの料金

アライバルビザ取得の料金は2,000ルピー/人で、日本円で約3,500円ほどです。

 

申請方法について

空港や飛行機内で申請用紙を記入→ビザ代金の支払い→生体認証登録→無事入国!という流れの様です。実際に申請したわけではないので、割愛します。

「インド アライバルビザ」で検索すると、実際に体験された方の情報が出てきますので、そちらを参考にしてみてください。

 

最後に

以上、インドのビザ状況についてお伝えしました。

年に1度程度の短期旅行であれば、アライバルビザやeビザで済ましてしまっても良いと思います。長期で滞在する場合や、ネパールやスリランカなどの周辺国も周りたいという場合は日本で取得して行った方が無難かもしれません。いづれにしても自分の計画にあったビザの取得をしておきましょう!

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました