プラハからクトナーホラのセドレツ納骨堂への電車での行き方@チェコ【海外移動情報】

train 行き方

こんにちは。

今回は、チェコのクトナーホラにあるセドレツ納骨堂への行き方を紹介します。(2016年4月頃の情報です)

 

セドレツ納骨堂とは

元々墓地であったこの土地に、イエス・キリストが磔にされた地『ゴルゴダの丘』の土を撒いたことで聖地とされたようです。
その事がヨーロッパ中に知れ、多くの埋葬希望者が現れ墓地が拡大されていったようです。

伝承によれば、シトー会セドレツ修道院の修道院長であったハインリヒなる人物が1278年、プシェミスル朝のボヘミア王オタカル二世によってエルサレムに使節として派遣された。ハインリヒは帰還に際してゴルゴダの丘の土を手に一杯持ち帰り、その土を修道院墓地に撒いた。このことにより、この墓地は神聖であるとされている。

出典:wikipedia

そしてこの墓地の真ん中に教会を建てる際、掘り起こされた人骨が教会に納められたということです。その数、約4万人。教会の装飾に使われた人骨は約1万人と言われています。

 

セドレツ納骨堂の場所

セドレツ納骨堂はクトナー・ホラという地名の場所にあります。

クトナーホラはこの納骨堂の他にも、ゴシック様式建築の集大成とも言われている聖バルボラ教会とクトナーホラの歴史地区が世界文化遺産に登録されています。その建築様式と街の景観も見どころの一つです。納骨堂だけではなく教会や街の散策も含めて計画されると良いと思います。

電車での行き方

電車はプラハから”直通””途中乗り換え”の2種類の電車が出ています。乗り換えは1回 Kolín(コリーン)で乗り換えとなります。

電車の本数は1時間に1本。直通便…乗換便…直通便…と1時間ごとに交互にプラハから出発しています。
乗り換えが不安な方は、直通で行かれることをお勧めします。私も不安かつ面倒だったので、直通便が出発する時刻に合わせてプラハ駅に向かいました。
プラハから約1時間でクトナーホラの駅に到着です。これは直通でも乗換でもあまり変わらないようです。

料金は2ndクラスで大人1名79コルナ。25歳以下はジュニア価格もありますので要チェックです。料金も直通、乗換どちらも変わりません。
帰りのクトナー・ホラ⇒プラハの電車も行きと同じ1時間に1本、直通と乗換便が出ています。チケットは列車指定ではないため往復で買っておくと帰りが楽です。

電車

  • 種類:直通 or 乗換(1時間ごと)
  • 料金:79コルナ/人(2ndクラス)
  • 所要時間:約1時間
  • 乗換駅:Kolín(コリーン)
  • 到着駅:
  • チェコ鉄道 公式HP
    https://www.cd.cz/en/default.htm

 

クトナーホラの観光名所

クトナーホラの観光マップです。

クトナーホラ観光マップ

各施設にはチケットが必要なところもあります。セドレツ納骨堂のみであれば95コルナ。クトナーホラにある世界遺産 聖バルバラ教会も含めると185コルナ

セドレツ納骨堂

 

 

セドレツ納骨堂の中は…

こんな風に人骨が飾られています…

中には想像を超えるほどの多くの人骨が飾られたり、積まれたり。大人になった今ではそこまで恐怖は感じませんでしたが、子供のころに来ていたらトラウマになりそうです。それだけ衝撃的でした。

これだけ多くの人骨を見たのは初めてです。戦争で亡くなった方の頭蓋骨には弓や剣などで傷つけられた痕が残っていました。子供の骨と思われる小さなものもありました。
ここに埋葬されていた人たちは、本当にこのように飾られることを望んでいたのでしょうか?飾られて、観光地となり多くの人に見られている…死んでしまっては何も言えません。後は生きている人たちに委ねられます。

私は自分が死んだ後に骨を飾られる、というのはあまり良い気持がしません。なんか後ろ向きになってしまいましたが、チェコに来たら一度は見てほしいと思います。

最後に

クトナー・ホラはプラハから日帰り可能です。
納骨堂以外にも世界遺産に登録されているチェコのゴシック様式の集大成と言われている聖バルバラ教会も見どころです。ヨーロッパで色々教会を見たことがありますが、この協会の装飾は黒が使われておりシックで他の教会とはちょっと雰囲気が違います。私はこの色使いは結構好きな方ですね。
小さな街なので1日あれば十分に見てまわれます。坂道がちょっと多めですが…

コメント

タイトルとURLをコピーしました