こんにちは。
楽しいはずの海外旅行。しかし、予期せぬ病気やケガで外国の病院に行かなければならない…そんな不安でいっぱいの状況。この記事を読んで、冷静に対処してください。
海外旅行保険には入っておくこと
まず大前提として、海外旅行保険には入っておくことをお薦めします。後述しますが、医療費を負担だけでなく、滞在している所の病院の手配、もちろんキャッシュレス(お金を払わずに治療を受けられる)対応の病院の紹介もしてくれます。
1週間ほどの旅行では病気にかかる可能性は低いと思いますが、旅行期間が長くなればなるほど病気にかかる確率は上がります。3か月以上の旅行をする方は「高い料金を払ってまで保険は…」なんて思わずに、保険に入っておくことが賢明だと思います。
※3か月以内であれば、クレジットカード付帯の保険が適用される場合がほとんどです。限度額はそれぞれカード会社によって違いますが、これを利用するのも1つの手です。
病院を探す
滞在先で病気にかかってしまい、病院に行かなければならないと判断した時は、あれこれ悩まずに”すぐに”保険会社のヘルプデスクに電話しましょう。大きな保険会社であれば海外に拠点があり、フリーダイヤルでつながるところもあります。保険加入時に貰う”保険の手引き”的な冊子に書いてあると思います。
海外から電話するときは、スカイプやLINE電話など料金をチャージしてネット経由で電話できるサービスを利用すると便利です。
電話で伝えること
- 自分の滞在先(国、州など)
- 病状、自分の足で病院に向かえるか
- キャッシュレスで受けれる病院を紹介してもらえるか
基本的なことを伝えられれば、保険会社もプロですので大丈夫です。足りない情報は聞いてきてくれます。
また自分の滞在先(ホテル名や住所)が分かれば、キャッシュレスなどの条件にあった出来るだけ近い病院を紹介してもらえます。ただしすぐに見つからない場合もあるので(その国の祝日など)、その場合はメールアドレスなどの連絡先を伝えて折り返しの連絡を待ちましょう。日本の会社は海外と違いちゃんと折り返し連絡してくれるので安心です。
病院名と予約が出来た場合は”医師の名前”も聞いておきましょう。予約不要と言われた場合はすぐに向かいましょう。ただし病院にて受付で病状等を伝えて待つ必要があるかしれません。
病院に向かう前に…
一刻も早く病院に向かいたいところですが、1つ準備をしておきましょう。
それは自分の症状を”現地語で”メモしておくこと。向かった先の医師が英語が通じない場合があります。何日前からどんな症状あるのか、病気の要因と思われる行動(食べた物など)をメモしておくと良いです。
私自身も医師がちょっとしか英語が分からない人に当たったので、これが役に立ちました(実際にこれを書いてくれたのは私の妻です)。
持っていくもの
- 保険証書
- 現地のお金(キャッシュレスでも薬代などかかる時があります)
- パスポート
- 自分の症状を書いたメモ
病院に向かう
自分で病院に行ける場合は、タクシーなどを利用して行きましょう。ホテルの人に状況を伝えると色々取り計らってくれることが多いので「具合が悪くて病院に行きたいから、タクシーを呼んでくれ」と言いましょう。
タクシーでレシートが出る場合は、必ずもらいましょう。出ない場合は、どこからどこまで乗って、いくらだったかをメモしておきましょう。この交通費は保険会社に申請すれば戻ります。
病院に着いたら
英語圏でない場合、英語を話せる人がいないか聞きましょう。具合が悪いことと、予約した医師の名前、最後に費用はキャッシュレスで可能かきちんと確認しておきましょう。この時、保険証書を見せる必要があります。
あとは自分の順番を待って、治療を受けます。医師の問診の時も分からない医療用語が出てくると思うので、持っていれば電子辞書かオフラインで使える辞書アプリがあれば便利だと思います。
病院の人はみんな基本的に優しい人ばかりです。国によって様々だと思いますが点滴中に雑談を始めるなんてこともあります。私は逆にそれが、「自分の症状は大したことないんだなー」と安心する材料の一つとなりました。笑
ちなみに私は実際にタジキスタンの病院にかかったのですが、その時は点滴用の針とか注射とかの器具を併設の薬局で買わなければなりませんでした。これは国によって違うと思うので病院の人に確認しましょう。そして費用が掛かった場合はレシートを必ずもらっておくようにしましょう。
通院する場合
数日に渡って治療する場合は、その交通費とかかった費用は必ずレシートをもらうかメモしておきましょう。後で保険会社に申請するときに必要です。
保険会社へ申請
全ての治療が終わり保険会社へ申請する場合は、帰国後の手続きとなります(会社によって違う可能性があるので、各自ご確認ください)。すべてのレシートとかかった費用を保険会社に連絡しましょう。
まとめ
やることを以下にまとめます。
- 保険会社へ連絡
- 病院の予約が出来たら、ホテルの人にタクシーを呼んで病院へ行きたいことを伝える
- 自分の病状を現地語でまとめておく
- 病院への交通費は保険が下りるので、必ずレシートをもらう
レシートがない場合は、どこからどこまで、いくらだったかをメモしておく - 病院の受付をする(英語が話せる人がいるか確認する)
- 受付の際に、キャッシュレスで可能か再確認しておく
- 薬代などかかった費用は全てレシートをもらっておくorレシートがない場合はメモしておく(写真を撮っておくと良いかも)
- 通院する場合は、交通費等全てレシートをもらっておくorメモしておく
- 治療後の帰国後、保険会社へ申請(各会社の手順に従ってください)
最後に
海外で病気にかかると非常に不安になると思います。保険には必ず入っておきましょう、それだけで少し心強いです。あと病気の自己判断は非常に危険だと思います。少しでもヤバいと感じたら必ず病院へ行きましょう。
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